タイムに注目する競馬の予想
競走馬というのは人間のように言葉を話すことが出来ません 従ってその馬が記録した過去の走破タイムは、その馬の調子や能力を判断する唯一の客観的な材料であるという競馬評論家もいます 全力でゴール板目がけて走るサラブレッドは、少々体調が悪くてもレースが始まってしまえば本能的に全力で走るもので、そういった観点から考えてもタイムを基本に予想を組み立てることは理にかなっていると言えるのです。
ただし、ここで難しいのは馬場状態や競馬場の違いをどう考えるかという点なのです 同じ1200メートルのダート戦でも、ゴール前に坂のある阪神と坂のない京都ではタイムの価値がかわってきますし、良馬場と重馬場でもそれは同じです 従って出走メンバーを見て、前走のレースの競馬場が同じであったり、同じ馬場状態である馬が多く出走していて比較のしやすいレースのみ時計にこだわるという予想をすることも一つの手段です 比較の難しいレースは見送りが賢明です。